洗濯初心者向け!頑固な汚れを簡単に落とす方法

私たちが快適な日常生活をおくるのに欠かせない洗濯。

基本的に、衣類は使い捨てではないので、できるだけ前の汚れを落として綺麗な状態であらためて使用したいものですよね。

現在ではほとんどの方が全自動洗濯機を使っていますが、実は全部まとめて洗濯するというのは、衛生面や洗浄効果を考えた時にNGになることをご存知でしょうか。

例えば、さほど汚れていないタオルと、汚れのひどい靴下では、洗濯方法も違ってきます。

頑固な汚れほど、少しの手間をかけて洗わなくてはならないのです。

では、ここでは頑固な汚れの落とし方を、部分別でご紹介したいと思います。

比較的に汚れやすい靴下…つま先とかかとをチェック!

特に白い靴下は汚れが目立ちがち。

泥汚れはもちろんのこと、汗による変色などもしやすいのが靴下です。

汚れた靴下をそのまま洗濯機に放り込んでも、汚れの強いつま先やかかと部分は綺麗に洗浄できません。

部分洗いをする必要があるのです。

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  1. 靴下を手袋のように手にはめる
  2. 洗濯ブラシで泥やホコリを落とす
  3. 汚れた部分に液体洗剤を直接つけ、手で揉むように洗う(揉み洗い)
  4. 揉み洗いした靴下を洗濯ネットに入れ洗濯機に入れる(標準コースでOK)
  5. 洗濯が終わったら洗濯ネットから取り出し干す

Yシャツは襟元と袖口に要注意!繊維に染み込む前に部分洗いを!

真っ白なYシャツの中でも、最も汚れが目立ちやすい襟元や袖口。

黒ずんだ襟元や袖口の原因は汗と皮脂によるもので、この汚れは繊維の奥へ染み込む前に対処しなければなりません。

染み込んでしまった後に部分的に洗濯しても簡単には取れませんし、その際には漂白剤を使う・シミ抜きをするなどのテクニックが必要になりますので、その手間を考えると普段から部分洗いをしておいた方が賢明です。

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  1. 乾いている状態で歯ブラシなどを使い、ホコリなどを落とす
  2. 重層(小さじ3)とグリセリン(小さじ1)を練り合わせ、皮脂汚れが目立つ部分に塗る
  3. 10分程度置いておき、洗面台や流しなどで水をかけながら歯ブラシでたたくように洗い流す
  4. 汚れた部分が外側になるようにネットに入れ洗濯機で洗う(標準コースでOK)
  5. 洗濯が終わったら、ボタンをとめた状態でハンガーにかけて干す

汚れがつきやすいズボン…正しい洗濯方法

ズボンの裾などについてしまう泥汚れ。

お子さんのいる家庭では、ズボンの洗濯に困っている方も多いのではないでしょうか。

基本的にズボンの裾汚れは、出来るだけ早く洗濯することが大前提です。

汚れが染み込んでしまってからでは、漂白剤などで洗う必要があるので、そのぶん手間もかかってしまいます。

忙しい方こそ、ズボンは正しい洗濯方法で洗いましょう。

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  1. ポケットの中を空にし、裏返しにしてほこりを落とす
  2. 裾についたほこりは洗濯ブラシで叩いて落とす
  3. 金具で傷まないようにファスナーとボタンをきちんと閉める
  4. 汚れた部分を外側にして、畳んでから洗濯ネットに入れる
  5. 洗濯機に入れて標準コースで洗う
  6. 洗濯が終わったら、色褪せしないようにそのまま裏返しの状態で干す

いつでも清潔なタオルを使いたい!黒ずんでしまったタオル復活法

顔や体を直接ふくタオルは、いつも清潔なものを使いたいものですよね。

しかし、日常的に使うタオルは、どうしても黒ずみなどの頑固な汚れがつきやすいものです。

汚れが気になる場合は、以下の手順でタオルを洗濯してください。

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  1. 洗面台や桶などに60℃程度のお湯を入れ、その中に酸素系漂白剤を溶かす
  2. その中に、汚れの気になるタオルを1時間弱つけ置く
  3. 1時間弱つけ置きしたタオルを洗濯ネットに入れ、洗濯機の標準コースで洗う
  4. すすぎの際にクエン酸を大さじ1入れることで、ふんわり仕上がる
  5. 洗濯が終わったら、タオルを干す(端はそろえずに風を通すように干すのが理想)

ハウスダスト対策にも!水洗いOKなカーテンの正しい洗濯方法

(注意:水洗いOKなカーテンのみ自宅で洗濯することができます)

ハウスダスト対策のためにも、ホコリなどで汚れたカーテンはこまめに洗っておきたいもの。

しかし、カーテンは他の衣類と洗濯方法が少し違うので注意してください。

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  1. カーテンの金具を全て外す
  2. ブラシでほこりをはらう
  3. 洗面所などで水を溜め、その中に折り畳んだカーテンを入れる
  4. 液体石鹸を入れ、両手で押すように洗い流す(押し洗い)
  5. 畳んだまま洗濯ネットに入れ、そのまま洗濯機で標準洗い
  6. 汚れがひどい場合は、二度洗いすると効果的
  7. カーテンが大きすぎて干す場所に困る場合は、濡れたままの状態で金具をつけ、そのままカーテンレールにひっかけて干す

汚れは繊維に染み込まないうちに洗濯を!

汚れが衣類や布地の繊維に染み込んでしまうと、プロでもなかなか落とすことができません。

日常的に、汚れの強い箇所を部分洗いすることが大切なポイントです。

面倒かもしれませんが、シミがついてしまってからではもっと洗濯に時間を要してしまいますので、部分洗いを習慣化させてくださいね。