洗濯といえば、現在では全自動洗濯機を使って洗濯をするのが当たり前となっています。
靴下もTシャツも、お気に入りの洋服もまとめて洗濯機へポイ!
そんな方も多くいらっしゃると思います。
でも、実はその行為は、洋服の型崩れや生乾きなどの原因になってしまうことが多いのです。
「わからないから」
「面倒だから」
「難しいことを考えたくない」
そんなあなたにこそ知って欲しい洗濯の基本を紹介させていただきます。
洗濯の基本
実は、よくある洗濯のトラブルは、ちょっとした基本を知っておくことで回避することができるのです。
難しいことではありませんし、面倒なことでもありません!
あなたの大切な洋服に、まだまだ長く活躍してもらいましょう。
基本1:洗濯物を分類し洗濯の仕方を考える
全自動洗濯機は非常に便利な家電ですが、万能というわけではありません。
手洗いするべき素材や、水洗いNGな素材も多くありますので、洗濯かごに入れる前に確認しておくのがベストです。
衣類や布地に素材表示が記載されていますので、わからないときには調べてみましょう。
■全自動洗濯機でOKなもの
- 綿
- 麻
- アクリル
- ポリエステル
- ナイロン
※主に「下着」「タオル」「部屋着」など
■洗濯表示で手洗いが好ましいとされているもの
- 毛
- ポリエステル
- ナイロン
- アクリル
※型崩れしやすいオシャレ着「セーター」「ワンピース」など
■水洗いNGなもの
- 絹
- キュプラ
- レーヨン
- アセテート
- 布革製品
- わたやスポンジの入ったもの
- 着物
※ダウンジャケットなど、濡れに弱い衣服もあるのでその際にはクリーニング店に出すのが好ましい
基本2:洗い傷みのリスクを回避!
いくら性能が向上したと言っても、自動洗濯機で洗濯する以上、洗い傷みというトラブルはつきもの。
衣類は永遠の命を持っていないので仕方のないことなのですが、少しでも長く衣類を使いたい場合は、以下の3つのコツを活用してみてください。
- ファスナーやボタンは留めてから洗濯(型崩れを防止)
- アクリル衣類は裏返しにして選択(毛玉を防止)
- ストッキングやカギホックのついた下着などは洗濯ネットに入れる(他の洗濯物とのからまり防止)
以上を活用することで、洗い傷みはぐんと少なくなります。
洗濯前にほんの少し気配りをすることが大切なんですね。
最初は面倒だと感じるかもしれませんが、日常的に実践していると当たり前のように感じられますのでご安心ください。
毎日子育てや家事などに忙しい主婦の方、毎日残業しているサラリーマンの方でも、
ほんの一手間をかけることにより、消耗による衣類の買換えをする手間やお金が節約できます。
ほんの一手間を習慣にすることは、必ずメリットに繋がりますので、是非実践してみてくださいね。
基本3:洗濯機に任せっきりはNG!より良い洗濯方法とは
洗濯機の仕組みは、洗濯機の中で衣類をこすり合わせることで汚れを落としています(ドラム式洗濯機以外)
洗濯機には、洗濯可能な最大量が記載されていますが、理想としては、記載値の7割~8割に留めておくと効果的です。
つまり、容量5kgの洗濯機であれば、理想値は3.5kg~4kgということになります。
記載されている数値は、あくまでも『可能な数値』ですので、効果的に洗濯をしたい場合は必ずしも記載通りにすれば良いというわけではありません。
それでは、洗濯を始めましょう!
1:洗濯機に洗濯物を入れる(大きいものや重いものは先に入れることで洗濯物の消耗が少なくなります)
2:洗濯機のスタートボタンを押す(メーカーによって扱い方が違うので説明書を確認しましょう)
3:注入口から水が出ますので、それに溶かすようなイメージで洗濯石鹸を入れる
液体用洗剤であれば、溶けるのが早いのですが、粉末石鹸の場合は溶けるまでに時間がかかる場合が多いでしょう。
気になる場合は、あらかじめぬるま湯に溶かしておくと効果的です。
やり方は簡単。
洗濯をする前に、桶でぬるま湯に汲み、石鹸を溶かしておきます。
そして、溶けた石鹸を液体洗剤と同様、注入口から出る水に溶かすように入れます。
忙しくて洗濯に手間をかけたくない方は、液体石鹸を使用することをおすすめします。
ただ、お値段的には粉末石鹸のほうが安い傾向ですので、コスト重視な方は粉末石鹸を使うことで出費を抑えることができます。
洗濯の基本・まとめ
✔洗濯物を分類し、洗濯するときに備えておく
✔洗い傷みを防止する策を実践する
✔洗濯機に記載されている容量は「可能」であり「理想」ではない
✔重いものは先に入れて、軽いものを後に入れるのが基本
✔忙しい方には粉末石鹸よりも液体石鹸がおすすめ
いかがでしたでしょうか。
簡単な基本を抑えておくことで、あなたの衣類はもっと長く使用することができるのです。
大切な一枚のために、そして衣類の消耗による買換え等のコストを下げるためにも、是非基本だけはマスターし、洗濯上手になってくださいね。