洗濯は、できれば天気の良い日に外で干したいものですよね。
干す時間も考えると効率よく進めたいものですが、天気が悪ければ、それだけ乾かすのにも時間がかかり、手間になってしまうものです。
しかし、お日様の機嫌ばかりを見ていても、洗濯物はたまる一方…梅雨時期などはただ晴れるように祈っていても洗濯物は待ってはくれません。
また、マンションやアパート住まいの方は、外に干すスペースがないということも多くあると思います。
そんな時に効率よく洗濯物を乾かす、ワンポイントテクニックをご紹介いたします。
実践することで、天気の良くない日でも乾きや仕上がりに満足できることでしょう。
【角型ハンガー(ピンチハンガー)を使用して乾燥させるときのポイント】
ご自宅で角型ハンガーを使用しているお宅は多いですよね。
「ピンチハンガー」「折り畳みハンガー」「パラソルハンガー」とも呼ばれています。
洗濯バサミがいくつもついており非常に便利な洗濯アイテムの一つです。
では、こちらの角型ハンガーを効率よく使用する方法ですが、非常にシンプル。
『長いものと短いものを交互に干す』
これだけを意識してみてください。
そうすることで通気性が良くなり、洗濯物全体をお日様に当てることができます。
そして、女性の皆さんはご自分の下着をできるだけ内側に隠すように干すようにしてください。
下着のみを干す場合(外側に大き目のものを干せない場合)は、ハンカチやタオルを外側にかけておくことで、突然の来客があっても慌てずに家に通すことができます。

角型ハンガーに干すときは、洗濯物をしっかりと伸ばし、先端が丸まらないように注意してください。
干すときにしっかりシワを伸ばしておくことで、仕上がりは全然違います。
【ハンガーに干すときも一工夫!】
どなたの家にもハンガーはありますよね。
ハンガーは、洋服を綺麗に保管するのにも便利なものですが、濡れた洗濯物を干すときにも一役買ってくれるアイテムです。
個人的におすすめしたいのは、洗濯バサミも同時についているハンガー(ピンチ付きハンガー)ですが、100均などで売っている細いハンガー、クリーニングに出した際にサービスでついてくるような針金ハンガーでも十分に使えますので、捨てずにとっておきましょう。
ハンガーを使ったタオルの干し方

画像のように、段差をつけて干すことで早く乾き、生乾きを防ぎます。
性格によっては、きちんと端を揃えたい方もいらっしゃいますが、早く乾燥させ、仕上がりの満足を考えるのなら、日に当たる部分を短くするように干すのがベストです。
ハンガーを使ったボタン付きの衣類(パジャマやYシャツ)の干し方
ボタンつきの衣類を乾かすときは、濡れているうちにボタンを留めておきます。
そうすることで、衣類の型崩れを防ぐ効果があるのです。
綺麗に仕上げるコツは、両手でしっかりと生地をパンパンと叩くようにしてシワを伸ばすことです。
ピンチ付きハンガーを使ったジーパンの干し方

色の濃いジーパンや、色落ちしやすいパンツなどは、裏返して干しましょう。
そうすることで日焼け防止になり、色をキープすることができます。
干したときの見栄えはイマイチですが、そのぶん綺麗な状態を維持する効果があるので、色にこだわりのあるものは裏返しで干す…ということが基本です。
ハンカチは綺麗に折り畳んでから干すと綺麗な仕上がりに
ハンカチを干す際に、角型ハンガーで洗濯バサミ一ヵ所に干してしまうと、重みで綺麗に仕上がりません。
ですが、ハンカチを濡れた状態でたたんでから干すと、アイロンがなくても良いほどにシワが伸び綺麗に仕上げることができます。
まず、ハンカチを縦に半分に折り、両手ではさむように叩きます。
そして、洗濯バサミ二箇所に、たるまないようにピンと形を整えて干します。
この方法だと乾かす時間も短縮でき、尚且つアイロンを使用しなくても、乾いた後すぐに使用可能です。

変色しやすい素材は“陰干し”マークが表示がされている
紫外線などの影響で、直射日光を避けたほうが良い素材は、衣類や生地に『陰干し』という表示がされています。
陰干しマークがついていた場合は直射日光を避け、ハンガーに吊るして日陰で干すようにしましょう。
主に、色あせしやすいYシャツなどに記載されているマークですが、Yシャツを消耗品だと考えて少しでも早く乾燥させたいといった場合は、色あせの弊害を理解した上で天日干しするようにしてくださいね。
天気の良い日に洗濯物を干すメリット
以上、ここまで天気の悪い日でも上手に洗濯物を干すポイントを紹介してきましたが、やはり洗濯物は天日干しが一番です!
天日干しの一番大きなメリットは、殺菌作用です。
洗濯物には、目に見えない微生物が表面に付着していますが、天日干しをすることによって高い殺菌作用を望むことができます。
どうしても急ぐ…といったケース以外は、基本的に天日干しを心がけてくださいね。