秋ごろになると大活躍するセーター。
現在は、男性用・女性用ともにオシャレなものを選ぶ方が多いですよね。
小さなお子さんがセーターを着てはしゃいでいる姿を見ると、なぜだかほんわかしてしまいます。
では、そのセーターの洗い方ですが、洗濯機で洗えるようになっている商品もありますが、基本的にセーターは洗濯機で洗うと伸びたり縮んでしまったり・・・というトラブルが絶えません。
理想的な選択方法は、やはり手洗いです。
市販のオシャレ着洗い用洗剤などを使うと効果抜群ですので、是非お試しくださいね。
アクリルセーターの正しい手洗い方法
アクリル素材のセーターは価格もお手頃なので日常的に普段着として使用していらっしゃる方も多いですよね。
出番が多いということは、それだけ消耗も激しく摩擦も多いということです。
アクリルセーターの一番のネックは、摩擦によってできる「毛玉」ではないでしょうか。
アクリル素材は毛玉ができやすいので、洗うときに裏返しにして表面を摩擦しないのがポイント。
では、アクリルセーターの正しい洗い方をご紹介いたします!
1:気になる汚れがある場合は、あらかじめ部分洗いをする
2:洗面台に30℃のぬるま湯を入れ、その中に洗剤(オシャレ着洗い用の中性洗剤が好ましい)を溶かす
3:セーターをたたんで、洗濯ネットに入れる
4:セーターの入った洗濯ネットを石けん水に浸し、優しく押し洗いする
5:洗ったときの水温と同じ温度ですすぐ
6:クエン酸(小さじ1)を入れるとふんわり仕上がる
7:平干し用ネットで陰干しする
アクリルセーターは洗濯するたびに、摩擦で毛玉ができてしまうので、できるだけ洗濯回数は減らしましょう。
干すときは、型崩れのないように平干しするのが基本です。
平干し用ネットがない場合の豆知識
現在では100円ショップなどでも平干し専用ネットというものが販売されていますが、ご自宅にない場合は『ストッキング』で代用することもできます!
1:セーターのエリ部分にストッキングのウエスト部分を通す
2:セーターの両袖から、ストッキングの足部分を出す
3:ずれないように、セーターのエリと袖から出たストッキングを洗濯紐などにぶらさげる
この方法を使えば、平干し用ネットがなくても、型崩れの心配はありません。
他にも、角型ハンガーの上に乗せるという平干し代用方法がありますので、自分に合った代用方法で上手に干してくださいね。
ウールのセーターの正しい手洗い方法
ウール素材は、長時間水につけると繊維が傷んでしまう性質があります。
ウールのセーターを洗うときは、水につける時間を短くすることを意識しましょう。
「洗い」「すすぎ」「脱水」の工程を出来れば5分以内に手早く行うことが重要なポイントとなります。
また、ウールセーターも縮みやすい一面を持っていますので、洗うときとすすぐときの水温を同温でするのもポイントです。
1:毛玉やほつれ糸などを、あらかじめハサミで切る
2:気になる汚れがあったときは部分洗いをする
3:セーターをたたんで洗濯ネットに入れる
4:洗面器や洗面台に30℃のぬるま湯と液体洗剤を入れ泡立てる
5:石けん水の中に洗濯ネットに入れたセーターを入れ優しく押し洗いする
6:洗ったときと同じ30℃のぬるま湯で数回すすぐ
7:クエン酸(小さじ1)を入れる
8:再度すすぐ
9:脱水機に入れ20秒ほど脱水するか、バスタオルではさむように水分を取る
10:干すときは平干しが基本(平干し用ネットがないときはストッキングで代用)
綿・コットン素材のセーターの正しい手洗い方法
綿・コットン素材のセーターは、ウールなどに比べると扱いやすい素材です。
吸収性に優れていますので、日ごろから大活躍しているのではないでしょうか。
しかし、当然ながらデメリットも存在します。
綿・コットン素材は、シワになりやすく型崩れしやすいのです。
やはり、セーターは手洗いが望ましいでしょう。
1:目立つ汚れがある場合は、汚れ箇所に直接液体洗剤をつけて部分洗いをする
2:洗面台や洗面器に30℃のぬるま湯を入れ、その中にオシャレ着用洗剤を入れ泡立てる
3:セーターをたたんで洗濯ネットに入れる
4:洗濯ネットに入れたセーターを石けん水に浸す(汚れがひどい場合は5分間つけ置きしましょう)
5:石けん水の中で優しく押し洗いする
6:綺麗にすすぐ(1~2回で大丈夫です)
7:洗濯ネットに入れたまま脱水機で10秒~0秒間脱水する
8:干すときは平干しする
9:シワがついている場合は、『浮かせアイロン』で対応する
浮かせアイロンの方法
セーターなどは、そのままアイロンをつけてしまうと毛が倒れペッタリとなってしまいます。
それを防ぎながら、アイロンをかける方法が浮かせアイロンなのです。
アイロン台にセーターを置き、セーターから少し離してスチームアイロンをかけます。
このときに、当て布などは必要ありません。
まんべんなく浮かせアイロンをすることで仕上がりが綺麗になります。