今年も残すところ、あと僅か。
皆さん、年末・年始の過ごし方はもうお決まりでしょうか?
「年越しはコタツに入って紅白歌合戦を観ながらのんびり我が家で…」という、日本人の伝統的スタイルで過ごすのも悪くありません。
ところが、最近は「年越しは海外で」という、“日本離脱型”の方々が増えています。
人気の旅先はなんと言っても、ハワイを中心とした南の島々。
日本の気候とは真逆にあたる夏空のもと、マリンレジャーを楽しみにしている方も多いことでしょう。
しかし、そんな時に厄介なのが、砂まみれになった水着の洗濯です。
そのまま洗濯機に入れてしまうと故障を招くのは、誰の目にも明らか。
そこで今回は、砂が付いた水着の上手な洗い方を見ていくことにしましょう。
洗濯前のキホンの“キ”…先ずは砂落としから
マリンレージャーを楽しむ以上、水着に砂が付くのは当たり前。
それがイヤだと言うならば、「家で大人しくテレビでも観てましょう」ということになりますが、脱いだあとのことを考えると、「できるだけ砂をつけたままお持ち帰りしたくない」という気持ち…わかります。
しかし、ビーチで座る、波打ち際で遊ぶ、砂の中に体を埋める…こうした遊びを行為の後は、水着の中は間違いなく砂だらけになっているはず。
そんな時には先ず、付着した砂を徹底的に払い落とすことに専念しましょう。
洗濯方法について考えるのは、それからです。
着たままで結構ですので、水着を脱ぐ前に表面についた砂を払うべし!払うべし!
その後、脱いだ水着を裏返し、こちらに付いた砂も同じように払うべし!払うべし!
水着に付いた砂を大方払い落としたら、簡単に水洗いしましょう。
ただし、ビーチによっては洗い場が無く、水着を洗うことが禁止されている場所もありますので、現地の情報を確認してからにしましょう。
砂が付いた水着の洗い方
1.大き目のバケツやタライ、洗面器などに水を張り、水着を“振り洗い”します。この時、女性用水着の場合は胸のパッドを外しておきましょう。
2.胸パッドのポケット状になった部分に入っている砂は手でかき出します。また、砂が溜まりやすい股の部分は、
生地が伸びない程度に左右あるいは斜めに引っ張ることで、砂が出やすくなります。
3.それでも砂が残っている場合は、入れ替えた水の中に水着をしばらくつけておきましょう。
4.底に沈んだ砂を舞い上がらせないように気をつけながら水着を取り出し、水を入れ替えてからもう一度洗います。
5.気になる汚れがある場合は固形石けんを泡立て、全体を揉み洗いします。この時、強くこすらないように注意してください。
6.すすいだらバスタオルに包み、雑巾を絞る要領でギュ~っと絞ります。洗濯機で脱水する場合は、バスタオルに包んだまま1~2分の短い時間で済ませます。また、型崩れが気になる方はバスタオルを床に置いて水着を挟み、上から押して水気を取りましょう。
7.干すときは色あせを防ぐため、裏返しにしてから直射日光の当たらない場所で陰干しを行います。肩紐がある水着の場合は紐が伸びないようにするため、逆さにして足を出すところの脇の部分を吊るのがおすすめです。
それでも砂が取れない場合は
股の二重になっている部分や縫い目などは、水着の中でも特に砂が残りやすい場所。
そのため、上記でご紹介した「十分に払い落としてからの手洗い」という方法を試しても、砂が取り除けないケースが珍しくありません。
そんな時は、次にご紹介する方法で再チャレンジしてみてください。
- 水着が濡れていると砂は落ちにくくなりますので、先ずは乾燥させましょう。
- 乾燥後、砂が付着した部分の生地を引っ張り、指先で弾きながら砂を落とします。
- それで砂が落ちない時は、生地を少し引っ張って伸ばしながら、歯ブラシを使って軽く叩いたり擦ったりします。
砂が付いた水着は洗濯機で洗えるのか?
結論から言うと、砂が付いた水着でも洗濯機で洗うことは可能です。
とは言え、やはりできるだけ手洗いによる洗濯をおすすめします。
しかし、そこは時間に追われる現代人。
「悠長に手洗いしているヒマなど無い!」という方も多いことでしょう。
洗濯機で砂の付いた水着を洗う時は、デリケートな衣類の味方“洗濯ネット”の出番となります。
ホックなどを留めて裏返してからネットに入れ、デリケート衣類用の洗剤で洗います。
洗う時も“優しく”が基本。
水の強さは弱水流を選びましょう。
砂が付いた水着を洗濯機で洗うことのデメリットはなんといっても、砂による故障の恐れ。
そして、もうひとつが、洗濯漕の底に溜まった砂が他の洗濯物にも付着し、汚してしまうという点です。
そのため、どうしても洗濯機を使用する場合は、事前の手洗いで出来る限り砂を落としておくようにしましょう。
洗濯機の中に砂が残ってしまった時は掃除機を使って吸い出すか、バスタオルを1~2枚入れて水洗いしてみてください。
そうすることで砂がバスタオルに付着し、取り除くことができます。
バスタオルに付いた砂は、乾いてからバサバサ振り払うか、掃除機で吸い取りましょう。