小さなお子さんは、まだ洋服も綺麗にたたむことができないですし、脱いだら脱ぎっぱなし…下手すると洗いたての洋服で床を拭きながら「お掃除ごっこ」をはじめてしまうこともあります。
心に余裕があるときは笑って見ていられるものの、毎日忙しいママさんやパパさんは「こらー!」と大きな声で叱ってしまいたくなりますよね。
という私も、何度も気分のままに叱って自己嫌悪に陥ってしまったことが数百回…苦笑
怒りに任せて「片付けなさい!洋服をきちんとたたみなさい!」と言うことは簡単ですが、まだ小さな子に洋服のたたみ方を教えるのは至難の業。
ですので、まずは「決まった場所にお洋服を入れる」という“遊び”からはじめてみませんか?
我が家では、子ども専用のカゴを用意し、このカゴを“ねんねセット”と呼んでいます。
効果抜群でしたので、是非皆さんも試してみてください。
ねんねセットとは
ねんねセットとは、言葉の通り、夜眠るときのアイテムを入れたセットのことです。
ねんねセットは、毎日子どもが寝る前に、親と一緒にアイテムを詰め込みます。
私は、お風呂の前などの時間に「お風呂入ったら次はねんねだから、ねんねセット作ろうよ」と誘っていました。
…ちなみに、「今忙しいから」とクールに断られたこともあります笑
そんな場合でもめげずに誘ってみてくださいね。
≪ねんねセット内容≫

- パンツ(オムツ)
- シャツ
- パジャマ
- タオル(我が家では枕のカバー代わりに使用しています)
- ぬいぐるみやオモチャ(1個)←ポイント
あくまでも「遊びながら一緒に作る」ということがコツ。
「今日のパジャマはどれにしようか?」
「シャツは恰好いいの選んでみようよ」
「今日のパンツは一番お気に入りのにしよう、どれにする?」
など、話しかけながら、お子さん自身にねんねセットを作らせてあげてください。
そして、ポイントである人形やオモチャですが、「一緒にねんねするのはだーれだ?」など、一つ選ばせてあげることで、子どもはねんねセットを楽しく作ることができます。

こうして、子どもははじめて「自分で決まった場所に決まったものを入れる」という一歩を踏み出します。
幼稚園くらいになると自分でタンスに入れられるようになりますが、最初はこのように遊びながら教えてあげると親も楽しいですよ!
もちろん、寝る前に寝室でねんねセットを出してお着替えさせてあげてください。
脱いだものを洗濯カゴに入れさせるコツ
眠る前やお風呂前に、ねんねセットを作ることができたら、次のステップに進みましょう!
今度は、自分が脱いだものを洗濯カゴに入れてもらうのです。
こうすることで普段洗濯するママさんも少しだけらくをすることができますよ。
お子さん専用の洗濯カゴを用意してあげて、その中に汚れた洗濯物を入れてもらうようにします。
このときに、器用なママさんはカゴにお子さんの好きなキャラクターを描いた紙などを貼ってあげると喜びます!

上記は、私が描いた子どもの好きなキャラクターです…
絵心がなく微妙な感じになりましたが、子どもは喜んでくれたので良し!とさせてもらっています笑
育児は親も楽しみたいものですよね。
そして、子どもが自ら自分専用の洗濯カゴに汚れた洗濯物を入れてくれるようになるとこっちのもの。

ちなみに、子どもは日によって、イタズラ半分に何を入れるかわかりませんので、洗濯機に入れる前に必ずチェックしてくださいね。
汚れものは洗濯をするという常識を、子どもはこうして少しずつ覚えていくものだと思います。
時間はかかるかもしれませんが、長い目でみてあげましょう!
(…と言いつつ、心に余裕のないときは焦ってしまう私です汗)
ステップアップ!“おはようセット”も効果的!
ねんねセットを自分で用意することができるようになったら、今度は“おはようセット”を作りましょう。
朝起きた時のアイテムを入れるカゴを、お子さんと一緒に作ってあげることで収納という教育に役立ちます。
≪おはようセット内容≫

- パンツ(オムツ)
- シャツ
- 靴下
- 洋服
寝る前に、おはようセットを作って、朝起きたらこのカゴからお洋服を取り出し、一緒に着ます。
私は、子どもが喜ぶようにおはようセットにバナナを付け足して入れたりしています。
おはようセットに入っている洋服に着替えたら朝ごはん…というルールを作っているので、いつの間にか子どももおはようセットを作ることが習慣化しています。
まとめ
この、ねんねセットとおはようセットは、決まった場所に衣類を収納するという日常的なルールを覚える第一歩となるはずです。
大人が当たり前のように日頃している収納ですが、子どもに教えるには大変ですよね。
でも、この方法なら遊びながら楽しく収納することを教えられますので、少しはママさん・パパさんの心の余裕につながるのでは…と思います。
自分一人でセットを作ることができるようになったら、いっぱい褒めてあげてくださいね!