男性必見!ネクタイの簡単なクリーニング方法

日本の男性の多くはネクタイを愛用して仕事をしていらっしゃいますよね。

スーツをビシッときめてくれるのも、ネクタイの役目です。

そんなネクタイですが、直接素肌につかないからといって一年以上洗濯していない…という方はいらっしゃいませんか?

お気に入りのネクタイだからと毎日愛用しているのに、「見た目は綺麗」だからと、半年以上何のお手入れもしていない方がほとんどだと思います。

しかし、結論から言いますと、あなたのネクタイはかなり汚れているはずです。

ネクタイを通しているYシャツのえり部分には、皮脂汚れがたくさん!

Yシャツもネクタイも布生地ですので、汗は浸透するものです。

嫌なニオイを撃退するためにも、正しい方法でネクタイを洗濯しましょう!

 

ネクタイは手洗いが基本

ネクタイを全自動洗濯機にポイ

そのように考えている男性の皆さん…絶対に後悔します!

私も新婚当時、夫のネクタイを洗濯機に入れてグシャグシャにしてしまった経験があります。

「私っていい奥さん!」と思い、良かれと思ってやったことが、逆に夫に謝ることになってしまいました。

これは、多くの方が経験していることなのですが、ネクタイというのは通常の衣類のように縦糸と横糸でできていません。

ネクタイは結ぶものですので、伸縮性にすぐれた斜め45度のバイヤス裁断で作られているので、非常にデリケート。

しかも、多くのネクタイはシルク素材ですので、デリケート中のデリケート…そう、デリケートの王様と言っても過言ではないのです。

そんな王様を全自動洗濯機で他の衣類と一緒に洗ってしまうと、ネクタイの素材の芯(麻や綿)がねじれてゴロゴロになってしまい、二度と愛用することができなくなってしまうまでに破損してしまうのです。

下記の写真は、私が不要なネクタイを洗濯機で洗ってみた結果です。

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見事なまでに再起不能になってしまいました!

これをつけて取引先に交渉なんてできないですよね…

このようなトラブルは本当に多く寄せられています。

ネクタイを自宅で洗う場合は手洗いを心掛けてくださいね。

クリーニング店では、1本1000円でお釣りがくるくらいの値段で綺麗にしてもらうことができるでしょう。

自信のない方は、やはりプロにお任せすることをおすすめします。

 

それでは、ネクタイを手洗いしてみましょう!

 

≪用意するもの≫

  • ベンジン(しみ抜き)
  • 洗濯用液体石けん
  • 洗面器(洗面台)
  • アイロンとアイロン台
  • 当て布

≪洗い方≫

1:シミがある場合はあらかじめベンジンで汚れを浮かせておく

2:洗面器や洗面台に30℃以下のぬるま湯をためる(熱湯だとネクタイが縮みます)

3:ぬるま湯の中に液体石けんを少量溶かす

4:石けん水の中にネクタイを沈め、優しく揉み洗いする

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5:綺麗にすすぐ

6:手で絞らずに、タオルに挟み手で押すようにして水気を取る

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7:日陰でハンガーにつるして干す

8:乾燥したら、当て布を使ってアイロンをかける

 

アイロンをかける際の注意点

シルク素材やポリエステル素材のネクタイは熱に弱いので、アイロンの温度は150度~160度に設定してください。

これ以上熱くなってしまうと溶けてしまう危険性があります。

また、熱に弱いという素材上、アイロンを直接あてるのは危険。

ネクタイを裏返しにしてアイロン台に置き、その上に当て布を敷いて1㎝以上浮かした状態でスチームを使用してください。

どうしてもシワが気になる箇所がある場合は、一瞬だけ当て布の上からアイロンをかける程度にしてくださいね。

 

ネクタイの収納方法

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ネクタイは、きちんと収納しないとシワの原因になってしまいます。

ここでおすすめなのが、「ネクタイロール」です。

コンパクトに丸めて、タンスの引き出しやケースに入れるだけ。

これだとシワになりません。

このときに便利なのが、100円ショップなどで安く購入できるネクタイケースですね。

引き出しをあけたときの見栄えも綺麗ですし、衛生面を考えてもホコリなどから守ってくれるので強い味方となってくれます。

ちなみに、私はネクタイを見せる収納としてお気に入りのマグカップに入れています。

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ここでワンポイント!ネクタイを長持ちさせる秘訣

男性は、一度気に入ったら長い間愛用したいと思う傾向にあります。

そんな大切なネクタイをもっと長持ちさせるコツがあるのでご紹介いたします。

とは言っても、そんな大げさなことではないんですよね。

「防水スプレー」をかけるだけなんです!

防水スプレーは、基本的に雨の日などのお役立ちアイテムなのですが、防水効果だけではなく、ホコリを寄せ付けないという効果もあるんです。

防水スプレーには「フッ素樹脂」「シリコーン樹脂」の二つの種類がありますので、ネクタイの素材に合ったものを使用しましょう。

万が一のトラブルに備えて、いきなりネクタイの表面にスプレーするのではなく、まず目立たない裏のほうにスプレーをして、シミにならないかを確認するようにしましょう!