おりものによるショーツの汚れや黄ばみは、成熟した女性なら誰もが経験しており、そして同時に不快に感じるものですよね。
しかし、女性のおりものというのは、膣に入ろうとする雑菌を体の中に入ってくるのを防止する自浄作用がありますので、なくては困るものでもあるのです。
また、妊活をしている方ならご存知かもしれませんが、おりものは受精をスムーズにしてくれる役割もあり、やはり大切なものなのです。
極端に量が多かったり、異臭がする場合は病気の可能性がありますが、成熟した女性ならおりものがあって当然、そしてショーツが汚れても当然のことです。
ここでは、せめてショーツに付着したおりものを綺麗に洗濯できるように、その方法をご紹介したいと思います。
おりものが乾くと薄黄色に変色するのは自然なこと
ショーツのデリケート部分に、おりものが付着し、乾くと薄黄色やクリーム色に変色してみえますよね。
よく「これって性病!?」と悩んでしまう方がいらっしゃるのですが、これはおりものが外に出て酸化したために起こる変色ですので正常なことです。
量が多かったり血液が混ざっていたりすると、病気の可能性も出てきますのでそのときは受診しましょう。
おりもののシミというのは、ショーツを何度か使っていて気になってくるもの。
「あれ?いつの間にか黄色く変色してる!」とショックを受けることってありますよね。
これは、使っているうちに繊維の中におりものの成分が入り込み、通常の洗濯では落ち切れなかった汚れが蓄積された結果です。
そうならなないためにも、おりもののついてしまったショーツはできるだけ早く洗う必要があります。
ですが、一枚一枚、毎日手洗いするのは大変だと思います。
その場合は、応急処置だけしておくと良いでしょう。
応急処置と言っても、おりもののついてしまったデリケート部分だけを水で洗い流すだけなので時間もかかりませんし、簡単です。
ただ、冬場は水が冷たく感じるので、お湯で洗い流したいものですが、お湯で洗ってしまうと、おりものに含まれているたんぱく質が固まって落ちにくくなってしまいますので注意してください。
デリケート部分が変色してしまった後の対処法
もしも、お気に入りのショーツのデリケート部分が変色してしまった場合には、以下の方法で漂白できますので、試してみてください。
■ショーツの漂白方法
≪用意するもの≫
- 酸素系漂白剤かショーツ専用洗剤
- バケツ
- 古い歯ブラシ
1:バケツに水を入れ、その中に酸素系漂白剤を入れる(もしくは専用洗剤を入れる)
2:汚れの気になる部分を古い歯ブラシでこする
3:1時間ほどバケツの中に浸け置く
4:通常通り洗濯機に入れて洗う
女性用ショーツ専用の洗剤ですが、ドラッグストアで簡単に購入することができます。
できれば、ショーツは女性にとって大切なものですし、デリケートな部分(素肌)に直接触れるので丁寧に手洗いするほうが好ましいです。
お風呂に入るときに、同時にショーツを洗う習慣を作るのが一番良いと思います。
※ただし、お湯で洗うのはNGです
洗濯板を使ってショーツを手洗いしてみましょう
手洗いするときに大活躍する洗濯板。
もちろん、おりものがついてしまったショーツを洗うときにも頼もしい味方となってくれます。
こちらは、100円ショップなどでも購入できますのでコスト的も抑えることができます。
それでは、洗い方のご説明をさせていただきますね。
≪用意するもの≫
- 洗濯板
- 洗濯ブラシ(古い歯ブラシでも代用できます)
- ランジェリー専用洗濯石けん(ない場合は粉末石けんを溶かしたもの)
≪洗い方≫
1:少し冷たく感じるくらいの温度の水を洗面台にためる
2:水の中に洗濯石けんを適量入れ、石けん水を作る
3:石けん水の中でショーツを軽く揉み洗いする
4:デリケート部分は洗濯ブラシを使ってこする(汚れが強い場合は洗剤を直接かける)
5:洗濯板を使ってショーツを上下に動かしながら洗う
6:洗剤が落ちるまで綺麗にすすぐ
7:角型ハンガーなどを使って通気性の良い場所に干す
ショーツをおりもの汚れから守ってくれるアイテム
女性にとって、ショーツのおりもの汚れは気分の悪いものですよね。
いくら自分の体を守ってくれると思っても、ニオイが気になる方もたくさんいらっしゃると思います。
特に、排卵期はおりものの量は増えるので、新品のショーツを使いたくないところ。
そんなときに役立ってくれるのが、パンティライナーです。
「おりものシート」とも呼ばれる、生理用ナプキンを薄くしたような仕組みになっています。
このシートをつけておくことにより、おりもの汚れがショーツに付着しませんので、洗濯もらくにすることができます。
パンティライナーの中には、使用後にトイレに流すことのできる商品もありますので、手間をかけたくない方にはおすすめできますよ。