「What’s your hobby?」
読書、映画鑑賞、スポーツ、ゲーム、クッキング…世の中に、“趣味”と呼ばれるものは星の数ほどありますが、最近では「趣味はアロマです!」と答える女性が多く、世間的にも非常にポピュラーな趣味のひとつになってきました。
アロマの用途は実に幅広く、お香やキャンドルなどで香りを楽しむことはもちろん、オイルマッサージや芳香浴といったストレス解消や美容の面でも大いに活躍してくれます。
しかし、アロマの使い道はそれだけではありません。
香りはもちろん、アロマが持つと言われる抗菌・殺菌作用は、洗濯にも活かすことができるのです。
アロマオイルで雑菌予防
綺麗に洗ったつもりでも、洗濯物には落としきれない皮脂汚れなどが蓄積しがち。
そうなると、乾いた衣服からは嫌なニオイが漂い、不快な思いをすることも少なくありません。
嫌なニオイの原因は、衣類に残った雑菌の繫殖によるもの。
そんな時に活躍してくれるのが、アロマオイルというわけです。
そこで今回は、洗濯にアロマオイルを取り入れて嫌なニオイを防ぐ方法をご紹介します。
■用意するもの
・バケツや洗面器
・アロマオイル
ここでのおすすめは、優れた殺菌・抗菌作用を持つと言われるこちらのオイルです。
- ティートゥリー…一般的に、優れた殺菌・抗菌作用を発揮すると言われています
- ペパーミント…清涼感のある爽やかな香りと共に、高い殺菌作用を持つと言われています
ちなみに、用意するアロマオイルは上記のうちどちらか1種類で大丈夫です。
■使い方
アロマオイルで雑菌を防ぐ方法はいたって簡単。
- 水を張ったバケツや洗面器の中に、アロマオイルを数滴垂らします
- 洗濯をする前に、アロマオイルを入れた水で10分ほどつけ置き洗いをします
- その後、洗剤を使っていつも通りの洗濯をします
たったこれだけです!
たったこれだけの方法で、嫌なニオイの元となる雑菌の繁殖を抑えることができるのです。
ただし、アロマオイルの使用にあたっては以下のような注意点も存在しますので、事前の確認を忘れないようにしましょう。
■アロマオイル使用上の注意点
- 原液が直接肌に触れないようにしてください(特に目や傷口、粘膜付近は要注意)
- 妊娠している方は、芳香浴などバスタイムに軽く楽しむ程度での使用に留めましょう
- オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系のアロマオイルを肌に付着しさせまま日光に当たってしまうと、シミなどの肌トラブルに繋がる原因となるため、肌に付いたオイルは綺麗に洗い流し、6時間程度は日光に当たらないようにしてください
仕上がりもアロマの香りに包まれるお手軽柔軟剤
アロマの醍醐味といえば、やはり“香り”です。
良い香りは人をリラックスさせますが、それがお気に入りの香りともなれば、その効果も倍増。
毎日肌に触れる洗濯物からほんのりとアロマの香りが漂えば…素敵だと思いませんか?
ここでは、嫌なニオイを抑えながら布地を良い香りで柔らかく仕上げる“アロマ柔軟剤”の作り方をご紹介します。
■用意するもの
- 酢…米酢など食用に使うもので大丈夫です
- グリセリン…化粧品にも多く使われるアルコールの一種で、水を引き寄せて溶ける性質があり、肌や布を柔らかくします
- アロマオイル…好みの香りで構いませんが、色のついたアロマオイルは布にシミがつく危険があるため、避けたほうが無難です
ここでのおすすめオイルは、香りの癖があまり強くなく、殺菌効果もあると言われるペパーミントやラベンダーです。
■作り方&使い方
※洗濯機で使う場合(1回分)
- 酢30ml、グリセリン大さじ1杯、アロマオイル5滴をコップなどに入れて混ぜます
- 混ぜ合わせた液を洗剤の投入口に注ぎ、通常通り洗濯機を回します
手洗いの場合は洗剤をすすいだ後に、アロマオイル柔軟剤を10ml程度入れた洗面器に2~3分付け置きしてからもう一度すすぎを行ってください。
アロマオイルがあれば簡単に作れてしまう、お手軽柔軟剤。
気になるのは仕上がり具合ですが、市販されている柔軟剤のフワフワ感に比べると、やはりそこは“本物”に軍配があがりますが、このアロマ柔軟剤の一番のポイントは、自分好みの香り付けができること。
数種類のオイルをブレンドして、オリジナルの香りを楽しむもの素敵ですね。
アロマオイル柔軟剤で仕上げた洗濯物は、自然素材の持つ柔らかさを活かした優しく気持ちの良い肌触りが特徴です。
また、室内干しをした際には、洗濯物から漂うアロマの良い香りが部屋中に広がるのを実感できるでしょう。
日常の生活にアロマの香りをプラスさせたい方や、「最近ちょっと疲れてきたな…」というあなた。
そんな時は毎日の洗濯にほんのひと手間加えてみてください。
きっと、自然に香るアロマに癒されて、心身共にリフレッシュできるはずですよ。