朝起きてから外に出て、また家に帰り夜寝るまでの間。
片時も離れることなく、あなたと全ての行動を共にする“服”には汗や垢、埃や花粉などの様々な汚れが付着しています。
さらに、それが下着ともなれば、多かれ少なかれその人の体臭=“ニオイ”がついているものです。
しかし、服につくものはこうした汚れやニオイだけではありません。
風水の世界では、一日着た服には家の外から持ち帰った“悪い気”や“厄”までもが付いていると言われているいることを、あなたはご存知でしょうか…?
運気のアップを望むなら、先ずは服の汚れ落としから!
風水の世界では、「邪気は汚れた服から発生する」と言われていることから、汚れた服を部屋にそのまま放置しておくことは、その空間を満たす「気」も汚染するNG行為に当たるのです。
そのため、
✔ 汚れ物は、洗濯するまで外から見えない場所に保管しておく
これらを徹底し、部屋の中に“陰気”を溜めないようにすることが、良い運気を呼び込むためには大切なのです。
脱衣所を含め、一日着て“悪い気”や“厄”をつけたままの服を部屋に放置しておく行為は控えましょう。
“風水”という考えの捉え方は個人によって様々だと思いますが、見た目には汚れていない服や、実際に着ていてほとんど汗をかいていない服であっても、一度身に着けた服には多少なりとも汚れやニオイが付着しているものです。
個人の感じ方にもよりますが、同じ服をまた何日にも渡って着ることは、あまり気持ちが良いものではないですよね。
中でも、直接肌やデリケートな部分に触れる下着類を換えずに着続けることは、衛生的にも好ましくありません。
風水による運気の上げ下げに関わらず、綺麗で清潔感のある服は、良好な対人関係や円滑な社会生活の構築には欠かせない要素のひとつと言えます。
一度袖を通した衣類は、なるべく直ぐに洗濯するように心がけましょう。
その方が汚れやニオイも残りにくいため、一石二鳥です。
洗いにくいセーターやアウターの“邪気”を落とすには?
下着やシャツなどはご家庭の洗濯機、あるいは手洗いなどで、毎日簡単に洗うことができます。
つまり、それだけ“邪気”も落としやすいということです。
しかし、これがセーターやアウター類といった洗いにくい物になると、話は変わってきます。
素人では洗濯が難しい上に、一度着るたびにクリーニングに出すのは経済的にも負担が大きすぎます。
こまめにクリーニングに出すという人でも、せいぜいシーズンが始まる前と終わってからの2回程度というのが実情ではないでしょうか。
洗いたくてもそうそう洗えるものではない、アウター類。
そうなると気になってしまうのが、「アウターについた“邪気”はどうするの?」ということだと思います。
洗濯できないままクローゼットにしまっても大丈夫なのかと心配になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
こうした状況は風水的に言うと、ズバリ「好ましく無い」と言わざるをえません。
もちろん、洗濯という観点から申しても、たとえパッと見では表面的な汚れがあまり目立たないアウター類の場合でも、ひとたび袖を通して外を歩けば砂埃や花粉など様々な汚れに触れてしまいますので、クリーニングに出さないまましまってしまうのはご法度です。
汚れに触れたままのあなたのアウター類…もしかしたら、汚れた気を発生させる温床になっているかもしれません。
さらに、雨に濡れるなどして湿気を帯びている衣類は、より邪気を発生させやすいと言われています。
そんな邪気からお気に入りのアウター類を守るためには、以下の2点に注意してみましょう。
✔ アウター表面に付着したゴミはこまめに落とす
外から帰宅したら、アウターの表面にブラシをかけてゴミや埃の除去に努め、その後ハンガーに吊るした状態で、2~3日程度は風通しの良い場所にかけておきましょう。
見落としがちな“洗濯槽の汚れ”も大敵!
洗濯には「服に付いた“悪い気”や“厄”を落とす」という意味があるのは、既にお伝えした通り。
しかし、ここでひとつ気をつけてもらいたいのが、服を洗う洗濯機自体の汚れです。
普段から意識的にこまめな洗濯を心掛けていても、洗濯機の内部=洗濯槽が汚れていては洗濯機が持ち合わせる「厄落とし効果」が薄れてしまうため、全く意味がありません。
風水的に言うと、こうした状態は悪い気を再び服に染み込ませていることになります。
洗濯層はただでさえ汚れた溜まりやすい上に、外から見ただけではどれくらい汚れているのかがわかりにくいため、衣類を清潔に保つためにも普段から定期的なクリーニングを行うようにしたいものです。
ちなみに、洗濯槽の汚れは時に蕁麻疹や湿疹など、体に害を与える深刻なアレルギー症状に繋がることも珍しくありません。
また、汚れた洗濯槽はカビの温床にもなりがちです。
原因不明の皮膚トラブルや呼吸器系の疾患がある場合は、原因のひとつに洗濯槽の汚れが絡んでいることも十分に考えられますので、気になる方は一度チェックしてみることをおすすめします。