アクリルなどの合成繊維でできた衣類は、どうしても毛玉が気になってしまいますよね。
毛玉ができやすい素材のものは、毛玉に対応した正しい洗い方というものがあるのですが、それを知らずに洗濯機の中に入れて通常洗いしてしまうと・・・悲惨なことになってしまいます。
私の体験では、買ったばかりの衣類を「たった一度」洗濯機で通常洗いしてしまい、使用不可能にしてしまったことがあります。
それが、こちら。
悲惨ですよね・・・
たった洗濯方法をミスしただけで、新品の子どものパジャマの素材が「アクリル100%」ではなく「アクリル20%・毛玉80%」になってしまいました。
同じミスをしてしまい、諦めて捨ててしまったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、ちょっと待ってください!
毛玉は身近にあるもので簡単に取ることができるんです!
それではまず、毛玉のできやすい素材の正しい洗濯方法をご説明させていただきます!
ポリエステル素材の正しい洗濯方法
《用意するもの》
- オシャレ着洗いよう液体石けん(中性洗剤)
- 綺麗なタオル
- 洗面器やバケツ(洗面台で代用してもOK)
- 洗濯ネット
- クエン酸
1:シミになってしまいそうな汚れは、清潔なタオルに少し中性洗剤をつけて部分洗いをする
2:洗面器(バケツ)や洗面台に30℃のぬるま湯をため、その中に中性洗剤を適量入れて泡立てる
3:洗濯するものを裏返した状態で、たたんだで状態で洗濯ネットに入れる
4:石けん水の中に洗いものの入った洗濯石けんを浸し、優しく押し洗いする
5:綺麗な水に変えてすすぐ(洗ったときの水温と同じ30℃のぬるま湯を使いましょう)
6:すすぎの最後にクエン酸(小さじ1)を入れる
7:脱水機や洗濯機の脱水モードで20秒脱水する
8:干すときは型崩れがしないように平干しする
毛玉を取る簡単なテクニック1
毛玉を取るのは、洗濯後に衣類が完全に乾いてからにしてください。
衣類が濡れたまま毛玉を取ってしまうと衣類が傷んでしまいますのでご注意ください。
《用意するもの》
・女性用の使い捨てカミソリ(T字型)
方法は簡単です。
T字カミソリで、毛玉を剃るというイメージですべらせます。
このときに、注意してほしいのが、カミソリを強くおしあてないということ。
あまり力を入れて剃ってしまうと、繊維も同時に切ってしまうことがありますので、丁寧に優しく剃ることを意識してくださいね。
毛玉を取る簡単なテクニック2
こちらの方法も非常に簡単です。
最近のサランラップはギザギザしているカット部分が取れるようになっていますので、あらかじめギザギザ部分のみを取っておいてください。
《用意するもの》
・サランラップやアルミホイルのラップカッター部分(箱部分についています)
1:衣類を平らな台や床に置く
2:ラップカッター部分を二つに折る
3:衣類の上で撫でるように優しくすべらす
使い終わったサランラップのラップカッターは、毛玉対策のために捨てずに保管しておきましょう!
毛玉を取る簡単なテクニック3
こちらで使用するものは「台所用スポンジ」です。
現在は両面フワフワと柔らかいものを使用している方も多いと思いますが、こちらで使うのは昔ながらの片面がスポンジでできていて、もう片面がゴワゴワとしたかたい素材でできているタイプのものです。
《用意するもの》
・台所用スポンジ(側面がかための素材でできているタイプ)
1:毛玉のついた衣類をテーブルや床など平らな場所に広げる
2:台所用スポンジのかたい部分で衣類の表面を優しくなでる
こちらのタイプのスポンジは100円ショップで購入できます。
毛玉ができる理由と予防法
毛玉のできる理由のほとんどが、「摩擦」によるものです。
日常生活の中でどんなに気をつけていたとしても、どうしても摩擦はおこってしまうものです。
袖口などは、特に摩擦のおこりやすい部分ですので、できるだけこすらないように着ましょう。
そして、何も対処せずにに洗濯機に入れて通常洗いしてしまうと、やはり洗濯機の中でも摩擦は
起こってしまいます。
洗濯機は、水の中で他の衣類と押し合って汚れを押し出す目的で作られていますので、必ず摩擦は生じます。
これを防ぐには、
「衣類の外側に摩擦が起こらないように裏返しにしてから洗濯機に入れる」
ということが大切なポイントなのです。
アクリル素材は、毛玉ができやすいので洗濯する際には必ず洗濯ネットを使用しましょう。
毛玉のできやすいアクリル素材は、やはり手洗いが望ましいです。
手で摩擦が起こらないように優しく手洗いすると、大分摩擦を減らすことができます。
洗剤は、通常の洗濯用石けんではなく、オシャレ着洗い用洗濯せっけんを使うことを強くおすすめします。
ふんわりと仕上げる効果もありますので、着るときにも清潔に清々しく着用することができます。
ほとんどのメーカーが手荒れなどにも注目していますので、手に優しい成分でできていることが多く、敏感肌の方にもおすすめです。