娘が2歳になった誕生日にプレゼントした、真っ白なかわいいクマのぬいぐるみ。
お気に入りのクマさんは、いつも持ち歩くお友達。
寝るときだって一緒の宝物なのです…
微笑ましくて心がほっこりしてしまうエピソードですよね。
でも、ちょっと待って!お母さん!そのクマのぬいぐるみ…一度でも洗ったことはありますか?
もし、ないのでしたら…それはちょっとマズイかもしれません…
ぬいぐるみは私たちが思っている以上に汚れていて、触ったときにつく汗や汚れに加え、ホコリもかぶっています。
また、考えただけでゾッとしますが、ダニの住処となっている可能性が大なんです!
ダニはご存知の通り、「アレルギーの原因NO.1」の厄介な生き物。
人類はこのダニと共存していかなくてはならず、これは切っても切れない永遠のテーマなのです。
もし、あなたのお子様にアレルギー症状が出て悩んでいるのなら、ベッドに並べられたぬいぐるみ達が原因となっているかもしれません。
また、ダニがダニを呼ぶことを知っていましたか?
家の中に住みつく「ヒョウヒダニ」や「コナダニ」は人間を刺すことはありませんが、このダニが増殖していくと、次に「ヒョウヒダニ」や「コナダニ」をエサとする「ツメダニ」が発生して体中を刺されてしまいます。
刺されると、とてもしつこく痒さが残ることから、しつこい性格の人を「ダニのような人」と例えますが、まさにその通りなのです。
かわいい我が子たちがそんなことになっては大変です!
そうなる前に、お母さんたちの手でぬいぐるみを優しくきれいに洗ってあげましょう!
洗う前の準備を確認しよう
ぬいぐるみを押してみて、やわらかく弾力のあるものは丸洗いOKです。
動くものやお話しするぬいぐるみなどは、中に電池が入っているので洗うことができません。
拭き洗いで汚れを取る方法もあるので、後ほど紹介していきますね!
リボンや色落ちしそうな部分がある場合は、洗剤液で少し濡らしてタオルで押さえます。
そこでタオルに色がついてしまった場合には一緒に洗うのはNGです!
アンティークもの、一部に皮が使われている、特殊加工されているなど、水洗い不可なものは自分で洗わずに信頼のおけるクリーニング店に相談してみましょう!
《準備するもの》
- たらい
- お使いの洗濯剤
- 固形石鹸
- 歯ブラシ
- ぬるま湯
- 柔軟剤
※洗う前にゴミやホコリをガムテープなどで取っておくと仕上がりに差がでますよ。
では、ぬいぐるみを洗っていきます
1:たらいにぬいぐるみが浸る程度にぬるま湯を入れます。
洗濯剤を適量入れて、手の平で優しく押し洗いしていきます。
2:汚れのひどい箇所がある場合は、ナイロンネットに固形石鹸をつけ、毛並みにそってこすっていきます。
あまり力を入れてこすると、仕上がったときに毛並みが揃わずボソボソになってしまうので注意してください。
また、汚れが多いと水が濁ってきますので、もう一度新しい洗浄液を作り再度押し洗いしていきます。
3:ここで一度、洗濯機で脱水を軽くかけてからきれいなぬるま湯を入れてよくすすぎます。
水があまり汚れるようなら、もう一度新しくぬるま湯を入れなおし優しく押し洗いしてください。
仕上がりをふわっとさせるには、やはり柔軟剤です!
ぬるま湯に柔軟剤を適量入れ、15~20分程付け置きしてください。
4:水分を手で押し出し、ある程度切ることができたら、洗濯機で脱水をかけていきます。
あまりかけすぎてしまうと、型崩れや破損の原因となるので注意しましょう。
5:脱水が終わったら、歯ブラシなどを使って毛並みを整えていきます。
毛足の長いものはぬれているうちに整えると仕上がりがきれいになりますよ。
6:洗濯バサミが付いた物干しにぶら下げて乾かしていきます。
日光の当たらない陰干しがGOOD!
日向で乾かしてしまうと紫外線の影響を受けて、色が変わってしまうことがあるので注意してください。
きちんと乾燥しないと、カビが生えてしまうことがありますからこちらも気をつけましょう。
丸洗いできないぬいぐるみの洗い方
中には水洗いがどうしてもできないものがありますが、以下の方法である程度きれいにすることができます。
重曹を使う
ビニール袋に重曹大さじ1を入れ、その中にぬいぐるみを入れて振ります。
全体に振りかけたら、重曹を掃除機で吸い取り、固く絞ったタオルで拭いてください。
重曹には水を柔らかくし、石鹸の泡立ちをよくする効果、体臭や汗のにおいを中和させてくれる働きがあります。
本来はふくらまし粉で料理にも使われる天然素材ですから、子供がなめても安全ですよ!
お酢を使う
酢水(酢1:水2)をスプレーして、そのあとブラシをかけてから優しく拭き取りしてください。
柔軟剤・静電気防止・抗菌作用(菌の繁殖を防ぐ)・消臭効果などたくさんの効果を発揮してくれるお酢はすぐれものです。
洗濯機で洗っても大丈夫?
洗濯機OKのぬいぐるみもありますが、それ以外のものはやはり手洗いの方が間違いありません。
失敗談としてよくあるのが、「型崩れ」「破損」「風合いの変化」です。
一度型崩れや風合いが損なわれてしまうと、なかなか元には戻らず後悔する羽目に…
どうしても洗濯機で洗う場合は、ソフト洗いを選択し、ネットに入れて洗うようにしましょう!