ヨゴレよさらば…液体洗剤のキャップを綺麗に保つ方法

洗濯機を使った洗濯といえば、これまでは「縦型洗濯機&粉末洗剤」という組み合わせが一般的でした。

しかし、近年ではそうした構図にも変化が見られているようで、最近は「ドラム式洗濯機&液体洗剤」という組み合わせで洗濯を行う家庭が増えてきています。

節水に特化した最新式のドラム式洗濯機は、従来の縦型洗濯機に比べて使用する水の量が格段に少なくなっています。

そのため、粉末洗剤を使うと洗剤の溶け残りが発生しやすくなり、洗濯後に衣類に付着してしまうケースが多く見られるのです。

その点、はじめから水に溶けている状態の液体洗剤であれば、粉末洗剤よりも溶け残りが起きる心配が少ないため、粉末洗剤よりも液体洗剤の方がドラム式洗濯機には向いているというわけです。

 

しかし液体洗剤は、計量スプーンが付属した粉末洗剤と違い、ケースのキャップ自体が計量器も兼ねているため、投入する際には一度キャップへ洗剤を注がなくてはなりません。

すると、どうでしょう。

その結果、液体洗剤を愛用する多くの方から、「洗剤キャップに液が垂れて汚れてしまう」といったお悩みの声を、多く聞くようになってしまったのです、

その構造がネックに…ドラム式洗濯機が抱える受難

従来の縦型洗濯機であれば、洗濯時に吸水口から流れ出る水を利用し、そのままキャップを洗うことができました。

しかし、ドラム式洗濯機の場合は、そう簡単にはいきません。

ドラム式洗濯機では直接吸水口に水が流れない構造になっているため、縦型洗濯機の場合のようにキャップの「ついで洗い」ができないのです。

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キャップに洗剤を付着させたままでいると、こぼれた液体洗剤がそのまま固まったり、ゴミやホコリが付着して汚くなることから、見た目的にも良い印象は与えません。

そこで今回は、ドラム式洗濯機で液体洗剤を投入する際に、キャップを汚さず綺麗に保つ方法をご紹介したいと思います。

いつまでも綺麗!キャップを汚さないドラム式洗濯機での洗剤投入方法

ドラム式洗濯機を使った洗濯で、キャップを汚さずに液体洗剤を投入させるには、下記の2つの方法があります。

①目分量による洗剤投入口からの投入

通常、洗剤投入口から液体洗剤を入れようとすると、キャップを使って洗剤量を計ることになるため、当然ですがその時にキャップは汚れてしまいます。

そうした事態を防ぐためには、キャップを使わずに洗剤ケースから直接入れるようにしましょう。

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キャップを使わないため目分量での投入になりますが、専用キャップで大体の規定量を把握しておけば、入れる際の目安がわかりやすくなりますよね。

そもそもドラム式洗濯機は、冒頭でも触れたように従来の縦型洗濯機に比べて使用する水の量が格段に少ないため、規定量よりも少し多く洗剤を入れるくらいがベストと言われています。

そのため、投入する洗剤の量が洗濯の度に多少増減したとしても、汚れの落ち具合に大きな影響はないので、それほど心配する必要はありません。

その他の方法としては、キャップを使って投入口から洗剤を入れた後、これから洗濯をする衣類でキャップに付着した洗剤をふき取るというのもいいでしょう。

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この方法だと衣類に直接液体洗剤が付くことになりますが、蛍光剤入りの洗剤以外であれば、気にするような問題は特にありません。

しかし、蛍光剤入りの洗剤の場合だと、衣類にムラ付する可能性があるので注意が必要です。

②ドラムから直接液体洗剤を投入する

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機種によって異なりますが、洗濯時に洗濯機の扉を開けることができるドラム式洗濯機の場合は、洗濯漕内に溜まった水で洗剤キャップの汚れを洗うことができます。

しかし、運転後に扉を開けられないタイプのドラム式洗濯機の場合は、上記の①でご紹介した、目分量で洗剤ケースから直接投入させる方法を行うことにより、キャップに汚れが付着することを防げます。

また、ドラム式洗濯機の扉を開け、洗濯機を動かす前にドラムに直接液体洗剤を入れ、洗濯する衣類で洗剤キャップについた洗剤をふき取る方法でも、キャップを汚す心配はありません。

ただし、ドラム式洗濯機によっては、洗濯機が動いていない場合、水を排水する排水弁が開くようになっている機種もありますので、一度確認してからお試しください。

まとめ~液体洗剤のメリット

縦型洗濯機、ドラム型洗濯機を問わず、現在では洗濯洗剤の主流になってきている液体洗剤。

液体洗剤のメリットは、なんといってもその使いやすさでしょう。

はじめから液体になっているので、洗剤が水に溶け残る心配はありませんし、洗剤のカスがでることもありません。

水に溶けやすいということは水温を気にする必要がないということですので、冬でも夏と同じように洗濯が行えます。

また、衣類の汚れがひどい箇所には直接かけて使うことができるという点も、液体洗剤ならではの大きな特徴です。