転ばぬ先の杖…洗濯時に衣類のボタンが割れないようにする方法

ゴウゥン…ゴウゥン…ゴウゥン…

 

あなたの衣類を清潔に保つべく、今日も快調に回り続ける洗濯機。

が、しかし…

 

カラン…カラカラン…カンッ!カンッ!!カンッ!!!

 

突如として響き渡る、洗濯漕内で何かがぶつかり合う小さな音。

どなたでも、一度はこうした音を耳にした経験があるのではないでしょうか。

そして、その原因は、脱水が終わって衣類を取り出した後に判明します。

洗濯漕内に取り残された、小さな欠片。

「…あぁ!ボタンが割れている…!」

こうしたトラブルは、洗濯にまつわる「あるあるネタ」として、一般的にもよく起こりがちですよね。

最初からボタンが無ければいい…?

洗濯後に衣類を見たら、ボタンが割れていた…

これは、洗濯機が回転することでボタンが洗濯漕内のフチに当たって割れてしまうことで起こります。

特に、乾燥機を使用した場合に発生することが多くなっていますので、注意が必要です。

 

このようなトラブルを防止する一番の解決策は、洗濯前にボタンを全て取り外すこと。

しかし、実際にわざわざ衣類のボタンを取り外してから洗濯することなど、あまりに面倒で非現実的と言わざるを得ません。

洗濯の度にそれを実行していては、世の中の主婦たちは皆、ストレスからくるノイローゼで倒れてしまうことでしょう…

また、何度もボタンを取り外していると、針の穴で衣類の生地が傷んでしまうといった問題も発生します。

 

そこで今回は、洗濯時に衣類のボタンを割らないようにする、

簡単で効果的な方法をいくつかご紹介したいと思いますので、ご家庭で洗濯する際の参考にしてみてください。

 

これで安心!洗濯時に衣類のボタンが割れなくなる方法

①衣類を裏がえしにしてから洗濯をする

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ボタンが割れる原因は、ボタンが直接洗濯漕内にぶつかってしまうことにあります。

ですから、洗濯層内にボタンがぶつからないように、衣類を裏返して洗えばいいのです。

裏返しで洗うと、ボタンが衣類の生地によって守られるため、洗濯時にボタンにかかるダメージを大幅に軽減させることができ、結果として割れにくくなります。

これが、洗濯時にボタンを割らないようにする一番簡単で効率的な方法です。

ちなみに、前開きの衣類はボタンを全て留めてから裏返すようにしましょう。

②衣類を洗濯ネットに入れてから洗濯をする

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衣類を洗濯ネットに入れると、ネットがクッションの役目を果たしてくれるため、洗濯漕内での衝撃を和らげるという点で有効です。

その際に、上記でご紹介した「衣類を裏返す」方法も同時に行えば、さらに効果的と言えます。

③衣類のボタンにアルミホイルを巻いてから洗濯をする

これは、プロのクリーニング店でも行なわれている信頼性の高い方法です。

クリーニング店で使用している業務用の洗濯機や乾燥機は、一般の家庭用洗濯機に比べたら大きい上にパワフルなので、回した際にはボタンが割れやすいのです。

そこで登場するのが、アルミホイル。

アルミホイルを使えばコストも低く、それでいて効果が高いため、クリーニング業界ではお馴染みの一般的な方法と言えます。

 

一般家庭における洗濯では、クリーニング店での洗濯に比べたらボタンは比較的割れにくいのですが、貝でできたボタンや大きめの薄いボタンなど、素材によっては非常に割れやすいものもあるため、そうした場合にはアルミホイルを使った方法が効果的です。

また、高級衣類のボタンは特に割れたりキズになったりしやすいので、同様の対策が必要となります。

この方法は、飾りボタンや色落ちするボタンにも有効です。

アルミホイルを使ってボタン割れを防ぐ方法

方法はいたって簡単。

①アルミホイルを大きめに切ります

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②切り取ったアルミホイルを半分に折ります。

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③ボタンよりもふたまわり大きなサイズに切り、ボタンに巻きます。

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はい、これで完了です。

どこのご家庭にもあるアルミホイルを使うわけですから、すぐに実行可能な上にお金も掛からないのでとってもリーズナブルですよね。

また、洗濯時に物理的に力がかからない「つけ込み洗い」をする際には、ボタンにアルミホイルを巻く必要はありません。

まとめ~洗濯時に衣類のボタンが割れないようにするには

今回ご紹介したボタンにアルミホイルを巻く方法は、基本的に割れやすい特殊なボタンがついている衣類を洗濯機で洗う時や、乾燥機を回す際にボタンを保護する方法としてお考えください。

もちろん、ワイシャツやブラウスなど、一般的なボタンがついた衣類を洗う際にお試しいただいても構いません。

特殊なボタンに限らず、洗濯時に衣類のボタンを割れにくくするには、

洗濯機の回転で洗濯層とボタンがあたる時の力を和らげるような工夫をしてあげれば良いのです。

ただし、中には例外もあり、陶器でできたボタンやガラス製のボタン、革製のボタンなボタンなどは、面倒でも事前に取り外しておいた方が無難です。