家庭から出る洗濯物において、量的にはツートップを競うであろう代表選手と言える存在が、Tシャツとワイシャツです。
どちらも基本的には毎日取り替えるものですから、それなりの数があるに越したことはありませんが、時には「数が多くてたたむのが面倒」「数が多くて収納場所に困る」と言った声が聞こえてくることも少なくありません。
そこでご紹介したいのが、そんなTシャツとワイシャツを最も“合理的に”たたむ方法です。
ここで言う“合理的に”とは、
- Tシャツ…最もコンパクトに
- ワイシャツ…最も簡単に
それぞれたたむ方法を言います。
では、早速見ていくことにしましょう!
軍隊譲りの合理性!その名も“ミリタリーロール”
夏場を中心にファッションのマストアイテムとして大活躍するTシャツ。
基本的な形に大差はありませんが、多種多様なデザイン性から「何枚持っていても困ることは無い」「むしろ何枚でも欲しい!」という方が多いのではないでしょうか。
しかし、そうなると現実的な問題として立ちはだかるのが、収納スペースです。
綺麗にたたんでタンスにしまったり、クローゼットに掛けたりしていても、意外とかさばってしまうのがTシャツというもの。
そんな時におすすめしたいのが、「Tシャツを最も合理的に(コンパクトに)たたむ方法」として知られている、“ミリタリーロール”です。
“ミリタリーロール”はその名の通り、軍隊(アメリカ軍)式のTシャツのたたみ方。
非常にコンパクトにまとまるため場所を取らず、同時にシワになるのも防止できるという点から、その合理性が高く評価されています。
最終的には、細身のブリトーのような完成形に仕上げるのが理想ですが、これにはちょっとしたコツが必要ですので、初心者の方は先ず1ドル札か1000円札を1枚用意してください。
では、ミリタリーロールの解説に移ります。
1.まず始めに、Tシャツのスソから大体10cmくらいを折り返しておきます。
2.折り返した部分の中央に1ドル札または千円札を横にして置き、お札の幅を目安にTシャツの両側をおよそ15cm幅で折りたたんだ状態にします。
3.お札はここで取り出し、今度は襟の方から巻き寿司のようにグルグルときつく巻いて行きます。巻いて行くと両端が潰れてくるため指で端を中に押し込み、15cm幅以上に広がらないようにします。
4.最後まで巻き終わったら、最初の10センチの折り込みをひっくり返して全体を包む込めば、ミリタリーロールの完成となります。
ミリタリーロールを行う時は、テーブルや床などある程度の固さがある場所でする方が丸めやすく、おすすめです。
どうしても方法がわからないという方は、“ミリタリーロール”で動画を検索してみてください。
わずか3ステップで完了する自作のワイシャツたたみマシーン
あなたはワイシャツを収納する際に“たたむ派”でしょうか?
それとも、“吊るす派”でしょうか?
どちらにもメリット・デメリットが存在するため、答えは人によって様々だと思いますが、「綺麗にたたむのは難しいし面倒」という理由から、“吊る派”という方が多いような気がします。
基本的なたたみ方というのは誰もが何となく理解していながらも、実際には器用・不器用も手伝ってか、誰にでも綺麗にたためるとは限らないのがワイシャツの難しいところ。
しかし、店頭に並べられてパッケージングされた商品のように、“ピシッ!キチッ!”とたたむことができるようになれば、洗濯時の楽しみもひとつ増えますし、何より「気持ち良い!」と思いませんか?
そこでご紹介するのが、ダンボールを使って自作するワイシャツの“おりたたみマシーン”です。
マシーンと言っても、何もメカニカルで仰々しいものではありません。
誰でも簡単に作れる上に、完成すれば誰でも“パタン、パタン、パタン!”と簡単3ステップでワイシャツを綺麗にたたむことが可能になりますよ!
■用意するもの
- ダンボール
- カッター
- ガムテープ
■作り方&使い方
1.先ずは一度、ワイシャツを綺麗にたたみます。
※今回はクリーニングの都合上、カジュアルシャツで代用
2.たたみ終わった完成形の大きさに合わせて、6枚のダンボール切り出します。
3.切り出したダンボールを横に3枚ずつ上下に並べ、画像のようにガムテープで張り合わせます。この時、張り合わせた部分があとで折りたためるように、少し隙間をあけてください。
4.張り合わせたダンボールの上に、背中側を上にしてワイシャツを載せます。
5.そして…ダンボールの左右を内側へパタン!パタン!と交互に折りたたみ、最後に下段の真ん中をパタン!と上に向かって折りたたためば、あらビックリ!
まるでクリーニング屋さんやアパレルショップの店員さんが手がけたような、“ピシッ!キチッ!”とたたまれたワイシャツの完成です。
一度試すと、あまりの簡単さに思わず笑いが込み上げること必至ですよ!