冬になると、周囲の空気が乾燥して静電気がつらくなってきますよね。
…という私も「電気女」です。
※電気女(電気男)とは、いわゆる帯電体質の方の俗称で、何をさわっても「バチッ!」と静電気のショックを受けるツライ体質です。
コンビニのドアを開けようとすると
『バチッ!』
「佐藤と申します」
「渡辺でございます」
(握手)
『バチッ!!』
疲れて帰宅、そして愛猫にただいまの挨拶
「ただいまぁ!寂しかった!?そーでちゅか、悪いママでち『バチン!!!』
もう、ここまでくると、自分が世界に拒絶されている気分になるんですよね。
私は、もはや静電気恐怖症と言っても良いほどで、コンビニの前でドアを触れずにずっと立っていたことがあります。
最終的に店員さんが「どうかなさいましたか?」とドアを開けてくれたのですが、これじゃあ、まるで私『超お嬢様体質』じゃないですか。
「これって自動ドアじゃないの?じゃあ、重くて開けられないわ」みたいな。
私のように、冬場は静電気のことしか考えられない方っていると思うんです。
思わぬ誤解を受けたり、落ち込んでみたり…
でも!
実は、帯電体質におけるストレスは洗濯で改善されることもあるのです!
でも、まずは帯電体質がどのようなものなのかをご説明させていただきたいと思います。
いつもバチンとくるあなた。
まずは自分の体質を知って対策を考えてみましょう。
静電気体質(帯電体質)と衣類の関係
特に冬場は空気が乾燥しているので、静電気が発生しやすくなります。
逆に言うと、夏場は空気にイオン(水分)という湿気が含まれているので、静電気を感じないことが多いのです。
そして、冬場に着ることが多いのが「アクリル」「ナイロン」「ポリエステル」などの合成繊維ですよね。

この合成繊維というのは電気を通しにくく、逃げ場がなくなった電気は着ている人の体の中に蓄積されていきます。
そして、静電気と言うくらいですから、電気と同じく「プラス」「マイナス」があり、洋服の組み合わせによっては「プラス」と「マイナス」が見事にマッチし、静電気人間となるわけです。
素材のプラス・マイナスを確認してみてください。
↓
・毛皮
・ウール
・ナイロン
・レーヨン
・絹
・皮
・綿
・麻
・ポリエステル
・アクリル
↑
■マイナス
つまり、上記の隣り合わせは、それに近い組み合わせが帯電しにくいということになります。
逆に、上記で言うと帯電体質の方が、アクリル素材のセーターを着た上に毛皮のコートを羽織ると、人間発電機となりますね。
帯電体質の方は、一般的に「自然に体内にたまった電気を放電できない人」なんです。
原因は色々ありますが、血液がドロドロだったり、水分不足だったりと、不健康であることは間違いありません。
帯電体質の方は、ホコリやダニを引き寄せやすいので、皮膚炎や鼻炎などのアレルギー症状になったりもするので、単純に「電気が痛い」じゃ済まされないこともあるので軽視してはいけません。
しかし、急に帯電体質を改善するのもなかなか難しいですよね。
そこで、すぐに実行できる静電気対策をご紹介いたします。
…そう!洗濯です!

帯電体質の方へおすすめの洗濯アイテムは…柔軟剤!

意外と知られていないのですが、柔軟剤は静電気を抑えてくれる役割を持っています。
パッケージにも書いてあるのですが、何故か気づかれにくいですよね。
普段、洗濯のときに柔軟剤を使用しないという方でも、柔軟剤入り洗濯石けんを使えば静電気を抑えることができます。
静電気は、衣類と衣類が摩擦された状態で発生します。
しかし、柔軟剤は繊維の表面をやわらかくする効果がありますので、重ね着をしても摩擦が起こりにくくなり、例え繊維と繊維が摩擦されてもなめらかな状態になり、静電気が起こりにくくなります。
また、柔軟剤には、電気を逃がす放電効果があるのをご存知でしょうか。

柔軟剤の成分には、繊維の表面に放電層を作るという効果があります。
これにより、衣類や体内に帯電環境を作らないという作用があるのです。
柔軟剤の強いニオイは加害者になってしまうことも…
女性の方に多いのですが、柔軟剤を適量以上に入れると、そのぶん香りは強くなります。
ですが、現在はタバコやペットの香りだけではなく香水の強い香りも嫌われる時代になってきています。
特に、逃げ場のない会社内などでは、強すぎる柔軟剤の香りを『スメハラ』と言われてしまうこともあり、あなたが加害者となってしまうこともあり得るのです。
スメハラとは、少々難しい言葉ですが「スメルハラスメント」の略で「ニオイによって周囲に深い感を与える」ということを意味します。
今は、体臭だけではなく柔軟剤の香りもスメハラだと言われてしまいますので、柔軟剤はボトルに記載された適切量以上は入れないようにしましょう。

柔軟剤を入れ過ぎたと感じたら、再度水のみで洗濯機で洗うとニオイは薄くなりますよ。