世の中には色々と面白いランキングがあるものです。
たとえば、「女性の嫌いな家事ランキング」
1000人の女性を対象に行ったとあるアンケート調査によると、
- 1位:お風呂掃除
- 2位:アイロン掛け
- 3位:トイレ掃除
という結果になったそうです。
今回の調査結果に限らず、こうしたアンケートの嫌いな家事ランキングで常にトップ3にランクインしているのが、「アイロン掛け」と言われています。
その主な理由は、「面倒くさい」「上手にできない」が大半を占めているようです。
たかがアイロン掛け。
されどアイロン掛け。
不要な手間と労力はできるだけ掛けたくないというのは、誰にも共通する意見だと思います。
実は、それはプロのクリーニング店でも同じこと。
そのためプロのクリーニング店では、洗濯の段階で既に、アイロン掛けの原因となる「シワ」そのものを極力作らないようにする方法が取られているのです。
プロも実践!乾燥機を使ったシワ防止の裏ワザ
次に、乾燥機を使ったシワ防止の裏ワザをご紹介します。
言うまでもなく、乾燥機は衣類を乾燥させるためのものですが、シワを伸ばす際にも使える優れものなのです。
その方法は実に簡単。
乾燥器に衣類を入れ、大体2分から5分後くらいを目安に衣類を取り出して干すだけです。
ここでのポイントは「完全に乾かさない」ということ。
衣類にもよりますが、大抵は2分から5分くらいの乾燥によって、ある程度の小ジワなどは取り除くことができます。
上記の洗濯ネットを使った方法に続き、こちらもプロのクリーニング店でよく行われている方法ですので、その効果はお墨付き。
ご自宅に乾燥器をお持ちの方は、ぜひ実践してみてください。
洗濯ネットを使った裏ワザ
そもそも衣類のシワというのは、洗濯のどの段階で出来てしまうのでしょう?
答えは「脱水時」です。
衣類のシワは、脱水時間が長ければ長いほどできやすくなります。
そのため、シワができやすくアイロン掛けがしにくい衣類は、できるだけ脱水時間を短くしてあげることで、シワの発生を大幅に軽減させることができるのです。
例えば、アイロン掛けの代表選手とも言えるワイシャツ。
ワイシャツ1枚程度であれば、本来脱水時間は1分もあれば十分にも関わらず、他の衣類と混同することによって脱水時間が延び、結果としてシワになってしまう…というわけです。
しかし、実際の洗濯で衣類ごとに脱水時間を変えようと思うと、それはそれでまた手間になってしまいますよね。
そんな時には、プロのクリーニング店でも行われている、洗濯ネットを使ったこちらの裏技が有効です。

①脱水時間を短くしたい衣類だけをネットに包み、洗濯機に入れる
②洗濯機の脱水時間を短く設定し、洗濯を始める
③洗濯機が止まったら、ネットに入れた衣類だけを取り出し、シワにならないように干す
④他の衣類は、適切な時間でもう一度脱水だけ行う
シワを作らないための基本~シワは干す前に伸ばす
上記のような裏技を使い、いくらシワを作らないような洗濯を心掛けても、最後の干し方が悪ければ全てが台無しです。
そこで大事になってくるのが、洗濯シワを作らない干し方です。
洗濯機が止まったらすぐに衣類を取り出し、できるだけシワを伸ばしてから干すようにするのはもちろんのこと、洗濯シワを防ぐ上手な干し方というのも同時に実践していきましょう。
■洗濯シワを防ぐ上手な干し方のポイント
①脱水が終わったら、すぐに洗濯もの取り出して干す

洗濯が終わった後に、洗濯機の中へ衣類などを放置するとそこには深いシワが残り、もう一度洗濯機を回すことになってしまいます。
そのため、脱水が終わったら出来るだけ早く取り出すように心掛けましょう。
長時間放置した衣類はシワが出来やすくなるだけではなく、特に夏場にはイヤな臭いを発する原因にもなってしまいます。
②大きなシワがある洗濯ものは、ある程度シワが伸びた状態で干す

大きなシワがある洗濯ものは、脱水後にバッサ、バッサと軽くふりさばくことで、ある程度のシワを取り除くことができます。
③細かいシワがある洗濯ものは、叩いてシワが伸びた状態で干す

細かいシワがある洗濯ものは、簡単に畳んだ後に手の平でパンパンと叩いてシワを伸ばしておくと効果的です。
④シワが目立ちやすい部分は引っ張ってから干す

シャツなどのエリや袖、前立て、縫いしろ部分など、シワが目立ちやすい部分は手で引っ張ってから干すと効果的です。
まとめ
どれも非常に簡単なことばかりですが、今回ご紹介したような方法で脱水時と干す時にほんのひと手間を加えることにより、後のアイロン掛けの手間と労力を大幅に軽減させることが可能になります。
いつの時代も女性を悩まし、「嫌いな家事ランキング」の常連であるアイロン掛けですが、中には「アイロン掛けをすると、みるみるシワが伸びてピシッと綺麗になるのが気持ちイイ!」という意見もあるようです。