今密かなブームを呼んでいる『断捨離(だんしゃり)』をご存知ですか?
不要なものを捨て快適な日常をおくろう…というヨガの概念の応用だそう。
三つの漢字には、それぞれの意味があります。
「断」とは、外から入ってくる不要なものを断つ
「捨」とは、手元にある不要なものを捨てる
「離」とは、ものへの執着から離れる
このような意味があります。
「不要なものは捨てる」という考え方よりも「ものへの執念をなくし、快適な暮らしを得る」というイメージです。
この断捨離は、衣類を綺麗に収納したときに非常に役立ちます。
タンスやクローゼットの中がもので溢れ返っている方の多くは「捨てられないのに買う」という癖を持っていらっしゃることが多く、それがストレスになっています。
プチ断捨離!まずは下着系をチェックしてみましょう
「捨てるタイミングがわからない」
このように、いつまでも古い下着をタンスの中に押し込めている方は多いと思います。
その思いの中には「枚数は多ければ多いほど便利」という「もったいない」という気持ちがあるのです。
しかし、下着だって買えば増え続け、タンスの中を圧迫することを忘れないでください。
特に男性のトランクスは、汚れが目立ちにくいという性質を持っていますので、いつまでもタンスの肥やしになっていることが多いと思いますが、捨てるタイミングとしては「いつ買ったか覚えていない」というまでに古くなったと感じたとき。
下着は、履いているうちにだんだん新品の頃の爽快感を忘れがちになってしまいますよね。
では、新品のトランクスと三年以上愛用したこちらのトランクスをご覧ください。
どちらが新品なのかは一目瞭然、古いトランクスはヨレヨレになっているのがわかりますよね。
このときこそ断捨離の精神です!
ゴムだって伸びきっているはずですので、思い切って捨ててしまいましょう!
また、女性用の下着を捨てる場合ですが、ゴミ袋にそのまま入れてしまうのは少し怖いので、ハサミを使って切って、もとは女性用下着だったということがわかないようにしてから捨てましょう。
新聞紙に包んで捨てると安全です。
ブラジャーはワイヤー部分があるので布部分だけハサミで切って捨ててください。
こちらも、新聞紙に包んでから捨ててくださいね。
よく、下着の大量に保持し、その理由として「災害のときに使うかもしれない」とおっしゃる方がいますが、そんな方に質問させてください。
「命が危険という場面で、そのパンツ持って逃げますか?」
断捨離のポイントは、「でもでも、だって」と逃げ道を作らないこと。
「使うかもしれない」ではなく「使っているか」ということを考えてみてくださいね。
下着は消耗品と考えて、半年に一回は捨てるように心掛けましょう。
タンスの悩みの種…一人の押し問答に決着をつける!
断捨離を行うときに、タンスの中を見てため息が出るのは女性に多いのではないでしょうか。
「捨てる」「捨てない」を頭の中で、一人で押し問答してしまうのです。
では、そのあなたの一人の妄想に、私も少しだけ入らせてください。
「デザインが奇抜だから着ていないけど、いつか着るかもしれない」
いいえ、「いつか」はきません。
今着ていない洋服はもう時代遅れで、それが古着として逆に恰好良く見えるのは、20年後です。
「高かったから捨てるのがもったいないし…」
では、高かった洋服を今まで着なかったのは何故でしょう?
高い洋服でも不要なものはいりません。
「デザインが微妙だけど、何故か捨てられない…気に入ってるのかも」
では、その微妙なデザインのお洋服がなくなったら、もう一度買いたいと思いますか?
買い直したいと思わない洋服は、心から気に入っていません。
少し冷たい言い方になってしまいましたが、断捨離を行い、衣類を捨てるときはこのくらいクールでいいのです。
ものへの執着でタンスの中がグチャグチャになり、それがストレスになるのなら不用品は捨てたほうが健康的です。
タレントの里田まいさんは、今や日本を代表するセレブになりましたよね。
しかし、彼女にはこんな逸話があります。
「里田まいは洋服を10着しか持っていない」
おバカキャラでブレイクした里田さんですが、世のセレブ妻たちの「お気に入りの服をとことん愛する」という信念ではないでしょうか。
里田さんのブログを見ても、いつも同じコートやデニムを使っています。
しかし、きちんとオシャレに着こなしているのですから、さすが芸能人でありセレブ妻…といったところですよね。
断捨離のメリット
断捨離の最大のメリットは、ものへの執着心をやわらげる…ということですが、私個人の意見としては、「これ以上不要なものを出したくない」と思えることが最大のメリットだと感じています。
- 購入時にきちんと収納のことまで考えることができる
- 数年後も着たいのか、今の流行だけ追いたいのかを考えることができる
- 過去のものを捨てると新しいものを手に入れることができることを実感できる
このような意識が芽生えれば、きっとあなたのタンスも綺麗に整理整頓されるはず。
あなたのタンスに入るべきなのは、未来の新しい衣類かもしれませんよ。