
デリケートなジャケットを自分で洗うときは優しく押し荒いが基本

コットン素材、麻素材のジャケットは自分で水洗いできることが多いです。
しかし、ジャケットはとてもデリケートなので型崩れしやすく、シワにもなりやすいので、基本的には優しく押し洗いしなければなりません。
《ジャケットの洗い方》

- 洗濯表示や素材表示を確認し、水洗いできるものかをチェック
- 水洗いOKが確認できたら、えりと袖口部分を液体石けんをつけた洗濯用ブラシや歯ブラシで叩いて洗う
- 洗面台に常温のぬるま湯を入れ、その中に洗濯用洗剤を入れて溶かす
- ジャケットのボタンをとめて、しっかりたたんでから石けん水に浸す
- 石けん水の中で10回ほど優しく押し洗いする
- たたんだままの状態で洗濯ネットに入れる
- 洗濯機に入れて脱水する(ジャケットはシワになりやすいので脱水は1分以内にしてください)
- ハンガーにかけて陰干しする
洗濯機に入れるときに、ジャケットは水浸しの状態になっていますが、乱暴に絞ったりせずに優しく手のひらで水分を取るように心がけてくださいね。
スプリングコートの洗濯回数は年に1~2回にとどめる

スプリングコートは、コットン素材だと自分で手洗いすることができます。
しかし、風合いが落ちる可能性もありますので、衣替えの時期などに年1~2回ほどだけ洗うようにしましょう。
基本的に、スプリングコートは、そんなに汚れるものではありませんので、洗濯回数が少なくても衛生的に問題はありません。
《スプリングコートの洗い方》

- 洗面器やバケツに30℃以下のぬるま湯を入れる
- セスキ炭酸ソーダを大さじ3溶かす
- きちんとスプリングコートたたみ、30分ほどつけ置き洗いする
- 水が汚れたらこまめに取り替える
- 30分経ったら素早く丁寧にすすぐ
- たたんだままの状態で洗濯ネットに入れる
- 洗濯機に入れ20秒ほど脱水する
- ハンガーにかけて陰干しする
この方法でスプリングコートを洗うと、えりまわりの汚れはドライクリーニングより綺麗に落ちます。
洗濯回数は出来る限り少なくし、アルカリ度の低い洗剤を使うと仕上がりが美しくなりますよ!
ドライクリーニング表示のある衣類の洗い方
ドライ表示があっても、ポリエステルや綿素材は水洗できるものもあります。
表示を確認後、洗面器やバケツに30℃以下のぬるま湯を入れ、その中に衣類を30分ほど浸し、つけ置き洗いをしてみましょう。
ポリエステルや綿素材の衣類は、大抵の場合が失敗せずに綺麗に仕上げることができます。
ダウンジャケットも水洗いできる場合がある

少し昔は、ダウンジャケットというと必ずクリーニング店に持っていくものでした。
しかし、現在はほとんどのダウンジャケットが水洗いできるようになっています。
衣類の洗濯表示や素材表示を確認しましょう。
レザー素材は皮を水につけると硬くなるため水洗いはできません。
また、羊毛(ウール)素材のものも、水につけるとフェルトの収縮が起きてしまうので洗えません。
「手洗い表示」や「洗濯OK表示」があれば水洗いできますが、ジャケットの縫製が雑な場合などは避けたほうが良いでしょう。
洗濯機に入れる場合ですが、必ず洗濯ネットに入れて洗います。
それでは、ダウンジャケットを洗濯機で洗う手順です。
- ダウンジャケットを洗濯ネットに入れる
- ダウンジャケットを入れた洗濯ネットをバスタオルで巻く(水面に浮き上がらないようにします)
- 洗濯機の中に入れ、「手洗いモード」で洗う
- 脱水は1分以内に終わらせる
- アームの長めなハンガーにかけて陰干しする
基本的にダウンジャケットは手洗いで優しく洗うと失敗しません。
洗濯OK表示があっても、手洗いするのがベストでしょう。
それでは、ダウンジャケットの手洗いの手順をご説明いたします。
- 洗面台や洗濯おけに30℃以下のぬるま湯を入れる
- 洗濯用洗剤を適量入れる(適切量はメーカーによって異なるので確認してください)
- 石けん水の中にダウンジャケットを浸し、30回~40回ほど優しく押し洗いする
- 綺麗な水で3回すすぐ(シャワーをかけても可)
- 清潔なバスタオルでダウンジャケットをはさむように水気を取る(タオルドライ)
- 水気が充分に取れたら陰干しする
ダウンジャケットは、とてもデリケートなものですので、洗濯機洗いにする場合でも、標準コースではなく、必ず手洗いコースにしてください。
手洗いの場合ですが、優しく押し洗いするのがポイントですよ!
基本的に、ジャケットやスプリングコートはクリーニング店で洗濯してもらうものですが、麻やコットン素材のものは自分で手洗いすることができます。
クリーニング店に任せておけば安心感はありますが、コストを考えると自分で洗ったほうが経済的でもありますので、この機会にジャケットやスプリングコートの洗い方を確認してみてくださいね。
ドライ表示のものでも、素材によっては自分で洗うこともできますので必見です!